CD

交響曲第2番 クレツキ&フィルハーモニア管弦楽団

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HIQXRCD026
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

シベリウス交響曲第2番
クレツキ&フィルハーモニア管
ステレオ初期の名演奏のXRCD化!


パウル・クレツキがフィルハーモニア管弦楽団を指揮したシベリウスの交響曲第2番は、1955年にステレオでセッション録音されています。
 クレツキの芸風は、ドライで各楽器をよく鳴らすもので、ここでもデニス・ブレイン存命時のフィルハーモニア管弦楽団から魅力的な響きを引き出しています。
 ポーランド生まれの指揮者で作曲家のパウル・クレツキ[1900-1973]は、若い頃にすでにフルトヴェングラーやトスカニーニ、アルフレート・アインシュタインなどから作曲家としての才能を絶賛されるほどの存在で、特にフルトヴェングラーとはプライヴェートでも親密な関係にあったようですが、ナチスの台頭によってイタリアに逃れることとなります。しかし、ファシスト政権下で強まる反ユダヤ主義的傾向に嫌気が差したクレツキは今度はソビエトに逃れますが、ここでもスターリンによる粛清の恐怖に苛まれ、結局は夫人の祖国でもあるスイスに落ち着きます。
 その間、アンチェル同様、ナチスによって両親や姉妹を虐殺されたクレツキは、深い打撃を受け、1942年以降は作曲をすることができず、指揮に専念することになったようです。以後は世界各地で活躍しますが、1973年、リヴァプール・フィルとのリハーサル中に倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまいます。

 クレツキのシベリウス第2番は、かつてPROFILEシリーズで発売されていたことがありますが、今回は、音質向上に定評のあるXRCD化ということで、マスターテープ・クオリティの音を期待したいところです。(HMV)


【収録情報】
シベリウス:
・交響曲第2番二長調 op.43

 フィルハーモニア管弦楽団
 パウル・クレツキ(指揮)

 録音時期:1955年6月15,16日
 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

 原盤:EMI
 Produced by Walter Legge
 Engineered by Douglas Larter and Neville Boyling

 MASTERED IN 24-BIT, FROM THE ORIGINAL ANALOGUE MASTER TAPES

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1955年、EMIのステレオ録音。たまに中古...

投稿日:2014/05/05 (月)

1955年、EMIのステレオ録音。たまに中古LPレコード店で見かける音源で、一時は廉価版LPで出ていたようだが、初めて耳にする。速めのテンポで流麗に流れる演奏だが、終盤の高揚感などは印象深い。デニス・ブレインも録音に参加したようで、特徴あるフィルハーモニア管弦楽団の引き締まったサウンドが素晴らしい。この時代のフィルハーモニア管弦楽団とEMIの録音としては成功したものといえるのに、省みられずにきたのは惜しいことだ。例によってヒスノイズが多いが、楽音は比較的生々しく、すぐれた復刻の力に負うところが大きい。値段が高いのが難だが、ギーぜキングのステレオ録音による皇帝(グラチス指揮)など埋もれた録音も数多いので、これを機に復活してほしいと願う。

eroicka さん | 不明 | 不明

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